今日のレッスンでは、カスタム
テクスチャをAuroraであなたのHDRに
読み込み、ユニークなスタイルとフレアを加えていきます。

これまでにいくつかのレッスンでHDR露出の撮り方、それをいつ撮るのか、そしてもちろんそれをどのようにクリエイティブに編集するのかを含むAuroraの魔法のような性能に慣れ、それを迅速に利用できるように学んできました。さて、ここでさらに自分自身の独特な味のある作品を作るために、画像をカスタマイズしていく新しいレッスンを追加しました。

今日はテクスチャに取り組んでいきます。まずはAuroraで自分のHDR画像にどのようにテクスチャを追加するのかを説明し、それから質を高め、カスタマイズしあなたの特定のビジョンへの何かを作成していきます。楽しみですね!

あなたがまず聞きたいと思うことは、「テクスチャって何ですか?」ではないでしょうか。まずはこの質問から片付けていきましょう。写真撮影では、テクスチャはあなたの元写真上に備わっており、カスタマイズをして自分自身の最終仕上げの作品を作るために元写真をブレンドする画像のことをいいます。大抵はあなたの元写真に追加でテクスチャを加えるために表示されます。多くの場合、このテクスチャの画像はコンクリート、木材、レンガ、くしゃくしゃになった紙、泡、水、雲などですでにテクスチャ付けされた実際の写真であり、自分で名前を付けます。それらが一般的にはいくつかのタイプのパターンになります。

一般的には独特な味を元画像に与えられるようにブレンドできる「もの」の写真を使います。木目か「テクスチャ」が写真に追加され、あなたの写真を古く/ビンテージっぽく見せたり、望み通りの仕上がりになるように用意された効果があります。多くのテクスチャは 芸術的センスに使われ、クリエイティブなビジョンを表現したりあまりおもしろくないような写真も生き生きさせてくれます。

しかし、このレッスンでもわかるようにレンガの壁のようなただの基本的なものでなくてはならないわけではありません。仕上がった画像の部分に厳選して追加された何か全く違う他の写真でもいいのです。厳密に言えば、前に撮影した写真ならどれでもテクスチャになるのです。オプションはあなたの想像力によって限定されてしまいます。リミットは空なのです!

その他に知っておくといいことは、透明度とブレンドモードを変えることで、加工された画像の強度を変えることができます。この後触れていきます。

では、始めましょう!

ブレンドモードの説明

処理の時のコツに入る前に、ブレンドモードについて話してみましょう。Auroraで作成したそれぞれのレイヤーで、ブレンドモードを変えるオプションがあります。そのオプションはドロップダウンメニューの右の上のそれぞれのレイヤーが置かれているところにあります。(上の右手にあるパネル)ドロップダウンメニュー上でクリックしてそれから自分のセレクション上でクリックします。選ばれたものを元にブレンドされます。

これまでのチュートリアルでは、レイヤーにプリセットを使用してきたのでノーマルブレンドモードのままにしており、一般的にはノーマル(またはデフォルト)ブレンドモードのアプローチはトップレイヤーな内の現行のものの下に低めのレイヤーを隠すことです。しかし私たちは今他のものに重ねるのではなく、2つの画像を完全にブレンドしているところなので、テクスチャを使ったブレンドモードで時間をかけて実験してみる必要があります。

Auroraのブレンドモードの8つのオプションです。簡単に説明していきます:

  • ノーマル:写真そのままの画像を表示するブレンドモードです
  • ソフトライト:ハードライトの柔らかいバージョンのブレンドモードです
  • スクリーン:両方のレイヤーをひっくり返し、増やし、その出来上がったものをまたひっくり返します
  • マルチプライ:2レイヤー内でそれぞれの構成要素を増やします
  • オーバーレイ:ライトがより明るく、もしくはその反対になるマルチプライとスクリーンのブレンドモードが合わさったもの
  • ハードライト:トップとボトムの画像とその作用が入れ替わったマルチプライとスクリーンモードが合わさったもの
  • カラー(もしくは、焼き込みカラー):ボトムレイヤーの色を反射させるためにコントラストを増やしながらトップレイヤーを暗くします
  • ルミノシティ:トップレイヤーの輝度を適合させながらボトムレイヤーの彩度と色相を保存します

自分が使用している色やテクスチャファイルや下にある画像レイヤーの色によって、ブレンドモードはまったく違った効果を持っています。ここで鍵になるのはそれをミックスしてマッチさせどんなものが出来上がるのか様子を見てみることです。これに関しては1日中話せますが、自分の気に入ったものが見つかる一番いい方法はさまざまなブレンドモードで実験してみることです。

Aurora HDRでテクスチャを使用する

ここからが面白くなるところです!Aurora内でまずは自分の基本HDR傑作品を作成します。(もちろん、シングル露出を自分の元画像として使用することができ、テクスチャを使用する場合に関しては関係ありません)写真を自分の見せたいように見ることができたら、テクスチャを加える実験の始まりです。

以前にAurora HDRで作成した基本画像を使って始めていきます。ニューメキシコの舗装されていない道路で、かなり田舎のほうです。荒れてほこりっぽい風景だったので、仕上げの段階でこれらの特徴を目立つようにもっていきます。さらにテクスチャを使って少し色の調節もしていきます。

まず、前のレッスンであったようにレイヤーのセクションで「+」のサインをクリックして、新しいレイヤーを追加し、後で覚えておけるようにこのレイヤーに名前を付けておきましょう。(テクスチャは簡単です。)これはどのプリセットを適用させたのか、どのレイヤーがどの変化に対応しているのかなど見失わないようにしておくのに役立ちます。一旦戻って写真の一部分を調節したい場合など、どのレイヤーが使われているかがすぐにわかるのでとても便利です。

レイヤーが作成されたら、テクスチャファイルをAuroraに持ってきます。レイヤー上で右クリックかこのレイヤーのすぐ上にあるドロップダウンメニューを使いソースイメージ > カスタムテクスチャを選択します。

これでデスクトップにファインダーウィンドウが開くので自分のテクスチャとして使いたいファイルを配置します。(デスクトップか、必要な時のためにデスクトップフォルダーに置いておきましょう。)

ファイルを選択すると、Auroraにインポートされ、写真の一番上に置かれます。自分の基本写真が見れなくなりますが、それはこのテクスチャファイルがその上にあり不透明度100%でデフォルトになるからです。見てわかるように、写真に少し荒れた感じを持たせるために色あせたテクスチャを選択しましたが、それがうまくいったのではないでしょうか。

上から話してきたブレンドモードについて覚えていれば大丈夫です。ここがその部分が生きてくるところです。それがAuroraに入ると、100%不透明度でノーマルブレンドモードでデフォルトにします。ここで実験が生きてきます。様々なブレンドモードを試し(ドロップダウンメニューをクリックし違うブレンドモードを選ぶだけ)、違った不透明度設定も試してみることをお勧めします。

このテクスチャのすべてのブレンドモードのスクリーンショットを見てみましょう、これで写真に適用されたときにどのように現れるかが想像出来るはずです。これらはすべて100%不透明度ですが、好みで調節が可能です。(ノーマルブレンドモードは上の写真に使用されているので、ここでは繰り返しません。)

しかし、もし写真の一部分だけが気に入った場合はどうでしょう?デフォルトでテクスチャは画像の全体に広がってしまいますが直すのは簡単です。ブラシを使い見えて欲しい場所をにテクスチャ上でペイントするだけなのです。下の見本では、ノーマルブレンドモードを使用し、それから空だけペイントしました。

前景はすでにたくさんディテールがあり、テクスチャはその中にいくらか失われてしまいます。なので空にだけテクスチャを表示することに決めました。これが36%不透明度で見えるマスクです。(100%の時と比べて画像を圧倒させてしまうことがないので、36%という数字を選びました。):

そしてこれが空全体にのみテクスチャが適用された写真のフル画面です:

これがテクスチャの追加の仕方です。(そして希望であれば、厳選して適用をする方法です。)速くて簡単でシンプルです。

さて、ここで少し実験しながらパンチを加えるために画像上に2つめのテクスチャを加えてみましょう。毎回することではないかもしれませんが、人を惹きつける画像を作ることができ、必ず楽しい実験になります。

この場合、2つの違ったタイプのテクスチャを使用することをお勧めします。(例えば、1つは古紙でもう1つはアブストラクトのように)そうする理由はもし2つの似たようなテクスチャを使用すると同じようなインパクトの写真になってしまいがちですが、2倍に頻繁です。2つのテクスチャが完全に違うスタイルであれば写真にとってのメリットになります。

2番目のテクスチャが適用されたら(上と同じ手順で、レイヤーを加え、ソースイメージ>カスタムテクスチャと選択し、ファイルを選ぶ)、ブレンドモードを調節します(思い出してください、テクスチャは100%不透明度でノーマルブレンドではデフォルトになります。)これらの調整で写真が新しい感覚のルックになります。最後の仕上げにたどり着くのに一番いい方法はたくさんの実験です、なぜならそれぞれのテクスチャと選択されたオーバーレイの方法がさまざまな方法で出来上がりにインパクトを与えてくれるからです。

この場合、全体の画像を通して赤色をアクセントにしたかったので、カラフルなアブストラクトテクスチャを選択しましたが、再びこの部分を重点的に行っていきます。さらに、今回はハードライトブレンド方法を選びました。

まずここに、Auroraに一度取り込まれ、現在の作成されたものの上に置かれたテクスチャがあります:

これが100%不透明度のままでハードライトブレンドモードにレイヤーを変えたときの2番目のテクスチャです。

次に、100%不透明度で空を隠しますが、前景へは30%不透明度で隠します。前景へはある程度の色が欲しいのですが、空ほどではないので画像の2つの違ったセクションに違った不透明度のレベルでブラシを使います。するとマスクがこのように見えます:

そして上のような手順を踏むと、画像がこのように見えます:

これが元画像です:

そしてこれはカスタムのブラシ作業とちがったブレンドモードで2つの違ったテクスチャを加えた後の画像です:

でも待って、まだまだありますよ! :-)

テクスチャの代わりに新しい空を加えることができるのを知っていますか?そう、できるんです!実際はとても簡単です。お分かりのように、新しい空とはただ別のテクスチャでテクスチャファイルにしたのと同じ方法で空にペイントをすることです。

オリジナルの元画像に戻ってみましょう、これです:

前にやったように新しいレイヤーを加えましょう、でも今回はテクスチャファイルを選び、テクスチャではなく新しい空の写真を選択してみましょう。これが私たちが選んだもので、元画像に重ねました:

それから、ノーマルブレンドモードと空だけをペイントするブラシを使います。これには正確なブラシ作業が求められ、そうすると上手くブレンドされますが、比較的まだ簡単にできます。これでこのようなマスクに見えます:

それから、空の色とより上手く合わせるため、前景の温度とティントを変えることに決めました。カラーメニューの基本レイヤー上でそれを戻しました。さらに元画像でトップ & ボトムライティングスライダーを使い前景をやや明るくしました。

これが追加された新しい日没時の空の出来上がり写真です(まずAuroraからのスクリーンショットで、その後が実際の写真:

Auroraのテクスチャでできることに限界はありません。実験して、楽しみながらクリエイティブになりましょう!

それにテクスチャが追加された何枚かの写真の見本があります

あなたの8枚目の写真の課題です

Macphunの(もしくは個人の)テクスチャを使ってユニークなオーバーレイを作りビフォア&アフターの画像を見せてください!

もしまだ個人のテクスチャのファイルを持っていないようなら、http://aurorahdr.com/free-stuffでたくさん手に入れることができるので心配しないでください。私たちのテクスチャで少し遊んで、HDR画像で何かクールなもの作成した後は、自分自身でテクスチャファイルが作れるクールな場所に探しに出かけてみましょう。木材、紙、セメントの天井、床、石積み壁やあなたの足の下の歩道など、なんでもいいということを忘れないでください。

あなたの創った作品を Aurora HDRのfacebookグルイプで公開することを忘れずに!

以下のリンクで 前回のレッスン
をチェック:

レッスン 1: HDR フォトグラフィーの基本
レッスン 2 : ブラケット写真をマージする
レッスン3: 三脚vs手持ち

ご質問があればお気軽にメールしてください: [email protected]

レッスン 4: HDR 用の露出撮影
レッスン5: Aurora HDR プリセット
レッスン6: 完璧なロケーション
レッスン7: カスタム様式化 : B&W 写真

HDRチュートリアル - レッスン8 - カスタムスタイライジングHDR写真 - テクスチャー | Skylum Blog(2)

Luminar Neoのパワーをお試しください

無料で体験 無料で体験
HDRチュートリアル - レッスン8 - カスタムスタイライジングHDR写真 - テクスチャー | Skylum Blog(4)

高度でありながら、使いやすい写真編集ソフト

プランを見る